ワインがちょっと分かってきた話〜飲むだけじゃもったいない、味の違いが分かるともっと楽しい〜

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概要

昔からワインには“オシャレな飲み物”というイメージがありましたが、正直なところ、赤も白も「なんか苦い」「よく分からない」と感じていました。
それでもいろいろ飲んでいるうちに、「あれ?これは好きかも」と思える一本に出会うことが増えてきました。
そこで、自分の舌で感じたままに、ワインの印象をメモしていくことにしました。

ここでは、完全にワイン初心者の個人的な感想として、いくつか飲んだ銘柄や品種の印象、そしてそこから見えてきた“自分好みの味”を整理してみます。


ボルドーを飲んでみて思ったこと

最初に飲んだボルドーは「おいしいけど、少し酸味がある」と感じました。
赤ワイン特有の“渋み”はあまり感じず、むしろ飲みやすくて、アルコール感が少し残るタイプでした。

調べてみると、ボルドーでもメルロー主体のものは渋みが少なく、果実味が出やすいそうです。
つまり、自分が「おいしい」と感じたのは、そういう柔らかいタイプのボルドーだったのだと思います。


カベルネ・ソーヴィニヨンは甘くて少し辛い

有名なので一度は飲んでみようと思い、カベルネを選びました。
第一印象は「おいしいけれど、後味に少し辛さがある」というものでした。
飲んだ瞬間は甘いのに、後からピリッとくる感じです。これは“スパイスっぽさ”やアルコール感によるものらしいです。

渋みはあまり感じなかったので、意外と飲みやすかったです。
“赤ワイン=渋い”という思い込みが少し崩れました。


シャルドネ(白)はトロピカルで幸せな香り

シャルドネを飲んだとき、最初に感じたのは「甘めでトロピカルな香り」でした。
パイナップルやマンゴーのような香りで、渋みもなく、とても飲みやすかったです。
少し痺れるような感覚もありましたが、それも悪くありませんでした。

南国の果物っぽい香りがするのは、チリやオーストラリアのシャルドネに多いそうです。
まさに“香りで飲むワイン”という印象で、これが一番のお気に入りになりました。


ピノ・ノワールは優しくて甘い

ピノ・ノワールを飲むと、「甘めで渋みが少ない」と感じます。
口当たりが軽くて優しく、“赤ワイン”というより“香りのあるフルーツジュース”に近い印象です。

ピノはもともとタンニン(渋み)が少なく、香りを楽しむタイプのブドウだそうです。
初心者でもすっと飲めるので、今のところこれが一番「自分らしい味」だと思っています。


テンプラニーリョはスパイシーで驚きました

スペインのワイン、テンプラニーリョを飲んだときは少し驚きました。
最初はボージョレのように軽やかで甘いのですが、後味に「胡椒っぽい」風味が残ります。
辛口でおいしいのですが、後味が少し気になる印象でした。

この“スパイシーさ”は樽の香りや土壌の個性によるものらしいです。
少し大人っぽすぎるかな、と感じました。


自分の味覚が見えてきました

こうしてメモをまとめてみると、好みがかなりハッキリしてきました。

  • 渋みは少ない方が好きです
  • 甘めで果実感があるものが好みです
  • 香りを感じられるワインが好きです
  • スパイス系の後味は少し苦手です
  • アルコール感が強すぎるものは避けたいです

つまり、果実味があってやさしい味のワインが好みです。
専門的には「ミディアムボディのフルーティ系」に分類されるようです。


最近よく飲んでいるワインたち

価格帯はスーパーや通販で購入できる1000〜3000円程度のものです。

🍷 赤ワイン

  • コノスル ピノ・ノワール(チリ)
    いちごやベリーの香りが強く、渋みが少ない。軽く冷やして飲むと最高です。
  • アルパカ メルロー(チリ)
    やわらかくて、チョコレートのような甘さ。手軽で失敗しない一本です。
  • ロスチャイルド メルロー(ボルドー)
    少し酸味があり上品。果実感も残っていて飲み飽きません。

🍇 白ワイン

  • カッシェロ・デル・ディアブロ シャルドネ(チリ)
    トロピカルな香りが好み。甘めでまろやか。冷やしすぎには注意です。
  • ジャコバッツィ シャルドネ(イタリア)
    バターのような香りとマンゴーの甘さ。ちょっとリッチな気分になります。
  • シャブリ(フランス)
    同じシャルドネでも“清楚系”。キリッとした香りが楽しいです。

🍯 甘口ワイン(デザートにも)

  • モスカート・ダスティ(イタリア)
    マスカットの香りで微発泡。甘くて軽く、ジュースのように飲めます。
  • クロスター リースリング(ドイツ・モーゼル)
    ハチミツのような甘さとライムのような酸味。上品で飽きがこない味わいです。

飲み方で味が変わることを知りました

同じワインでも、温度やグラスによって味がまったく変わります。

  • 赤ワインは冷やしすぎない(15〜18℃くらい)
  • 白ワインは冷やしすぎず(10〜12℃)香りを逃さないようにする
  • 開けて10分ほど置くと香りが広がります

最初に「うーん?」と思っても、少し置くと味が丸くなることがあります。
これを知ってから、ワインを“待つ時間”も楽しめるようになりました。


まとめ:ワインは“発見”の飲み物です

最初は「渋い」「難しい」と思っていましたが、
飲みながらメモしているうちに、自分の好きな味がはっきりしてきました。

甘めで香りがあるワインを選ぶようになってから、
「今日はどんな香りだろう?」と飲む前からワクワクします。

ワインは正解を探す飲み物ではなく、
“自分の舌で発見していく楽しみ”なのだと思います。

次は、同じブドウで産地違いを飲み比べてみたいです。
チリのピノ・ノワールと、フランス・ブルゴーニュのピノ・ノワール。
きっと味の奥に、土地の違いが見えてくるはずです。


このくらいの距離感が、初心者にはちょうどいいのかもしれません。
ワインは語るより、まず楽しむものですね。

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